中国政府公認高級茶芸師・高級評茶員の店主がセレクトするプレミアムな台湾茶・中国茶・茶器をお届けします。

台湾 仕入れ紀行 2012

2012年5月11日~14日、台湾の茶畑に行ってきました!!

5月11日 10:30
台北松山空港を出発!!鹿谷へ向かいます。
先程まで雨が降っていた様子。雨が降っていなければ、今日も大禹嶺の茶摘みが行われる予定でしたが・・・。すでに、これまでの4日間、天気が良く連続で晴れていたので大禹嶺で茶摘みが行われていたとのこと。今年も美味しい最高級のお茶ができあがっているようです。新茶をいただくのが楽しみです。

14:15
鹿谷に到着。ちょっと遅い昼食です。地元で採れた野菜がふんだんに使われていて栄養たっぷりです。桂竹というタケノコがやわらかく、醤油味ベースで特に美味しい!!

昨年同様お世話になったのは製茶師の許さん。とても素晴らしい人柄で、私は許さんの大ファンなんです!その許さんのところで今年の新茶の試飲をします。今朝5時に届いたばかりの大禹嶺、そして杉林渓、高山紅茶などなど1種類のお茶を時間をかけて何煎も何煎も飲みます。
茶葉の形、色、つや、香りを嗅いで茶湯の色を見ます。その後、香りを愉しみ、味わいます。そして最後に茶がらの様子を見ます。
お茶を淹れるための水は山から汲んで甕に入れています。茶葉が育つ環境の水でお茶を淹れる、最高のお茶の愉しみ方です。

台湾 仕入れ紀行 2012

真剣に試飲します!

台湾 仕入れ紀行 2012

こちらは大禹嶺高冷烏龍茶

台湾 仕入れ紀行 2012

茶がらの様子もしっかり確認

台湾 仕入れ紀行 2012

山の水がこの甕に入っています

5月12日
朝一番で台湾大学の茶葉試験農場に向かいます(標高800mの茶畑)。生物学部、農業学部の学生さんたちがお茶の生産実験を行っているところです。いろいろな品種の茶葉が育っていて、製茶してお茶の販売もしています。
烏龍茶を作るための茶葉とそれ以外の茶葉では、葉っぱの幅が違うんです。改めて品種による茶葉の違いに触れてきました。
茶樹にかわいい白い花が咲いているのを見つけましたよ♪

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台湾大学茶葉試験農場にて

台湾 仕入れ紀行 2012

お茶の花!白くて小さくてかわいらしい♪

その後、埔里鎮(水の美味しい里)を通り、標高1,900mの製茶工場に向かいます。埔里を過ぎ、どんどん山に入っていくと、しいたけの産地になります。道路の両側に、しいたけハウスの黒いネットが続きます。
山の中腹でアスファルトの道は終わり、その先は石がゴロゴロした1車線しかない細い道を登っていきます。すれ違いがあるときには、もう、ハラハラドキドキ!!車が落ちませんように!!と心の中で願うばかりでした。
茶畑に行くだけで、こんなに大変な思いをするなんて・・・本当に大変な環境での茶畑管理、お茶作りに感謝、感謝です。

道中車を止めて、今日と翌日の食料を確保します。ここから自給自足の生活が始まります。まるで「ワイルドだぜ~~~ぇ」が合言葉のような生活です。
まず、「山三つ葉」を抱えるほど採ります。次には「龍のひげ」と呼ばれる山菜です。最後に製茶工場の近くで「タケノコ」です。

台湾 仕入れ紀行 2012

山三つ葉

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龍のひげ

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たくさん採ってきました!!

製茶工場の台所で夕飯の準備。びっくりしたのは、台所に大きな冷凍庫が2台。中には冷凍肉類がたっぷり。製茶の時に大勢の職人の料理を作るために蓄えられているのですね。分担を決め、早速料理に取りかかります。力を合わせて美味しい料理ができあがりました。みんなで台湾ビールで乾杯です!
テーブルから標高1,900mの夜の茶畑を眺めながら食べていると、蛍のやさしい明りを見つけました。野うさぎも茶畑を横切っていきます。本当に大自然です。大自然と共に生かされていることを感じました。
この素晴らしい環境で育つお茶ですから、美味しさは間違いないですね。

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タケノコ

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龍のひげ

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美味しそう!!

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できあがり!!

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台湾ビールで乾杯!!

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とってもおいしく、楽しいお食事でした!

今日は製茶工場の2階に泊ります。歯を磨きながら、眺める星空。こんなにたくさんの星を見るもの初めてです。空がすぐそこに感じます。

5月13日 5:00 起床
朝起きて一番に感じたことは、空気が甘いということ。雲海が広がっている、素晴らしい景色を眺めながら深呼吸。朝日が昇ってくるまでの間、ゆっくりと時間を過ごします。マイナスイオン、山のエネルギーを体いっぱいにチャージする時間です。

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雲海!大きな自然を感じます

台湾 仕入れ紀行 2012

朝日が昇ってきました

朝の一杯は、もちろん許さんのこだわり烏龍茶。体が目覚めますね。
美味しい空気を吸いながら茶畑を歩きます。やわらかい茶葉は、艶々潤っています。夏摘みされるまで、栄養補給です。

台湾 仕入れ紀行 2012

目覚めの一杯

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今日も空がきれいです

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朝の茶畑

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素晴らしい茶葉です

素晴らしい自然環境に恵まれて育つ茶畑を存分に見せていただきました。道中、ハラハラドキドキしながら登ってきた甲斐がありました。この環境で育つ、素晴らしいお茶を飲むことができるなんて本当にうれしく思います。
大切に淹れて味わい、最後の最後まで茶葉を利用しなければと思います。

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帰り道

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清流

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爽やかな風が吹いています

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大雨で道が崩れてる・・・

なんとか無事に鹿谷に戻り、また試飲です。大禹嶺を飲んでほっと一息つきました。
皆さんに喜んでいただける茶葉をたくさん仕入れる約束をしましたよ♪

台湾 仕入れ紀行 2012

大禹嶺でほっと一息

今回は過酷な行程となりましたが、その分、素晴らしい茶葉との出会いがありました。近日、皆さまのお手元にお届けできると思います。お楽しみに!

もっともっと良いお茶と巡り会いたい今日この頃です。

宝蓮華店主 榎本 直美

お茶の淹れ方

台湾茶・中国茶は、茶葉の種類がとても豊富。そして、茶葉の特徴に合わせた茶器で淹れる事で、おいしさは格段に違ってきます。

ここでは、それぞれの茶器でのお茶の淹れ方をご紹介します。
茶葉の商品ページ下部に、どの茶器が合うのかをご紹介していますので、茶葉に合わせた茶器選びもお楽しみください。

お茶の知識

豊富な種類・歴史・産地など、知れば知るほど奥深い台湾茶・中国茶の世界をご紹介します。
これを知っておくと、なぜかお茶のおいしさが増すような気がしますよ。

茶器のいろいろ

中国茶を美味しく淹れるための茶器には様々な種類があります。

中国茶文化の礎を築いたとされる、唐代の茶聖、陸羽は『茶経』の中で「器為茶之父、水為茶之母(器は茶の父、水は茶の母)」と著しています。

茶器と水は美味しいお茶を淹れるための大切なものだという事がわかります。

中国茶がはじめの方

中国茶を始めるにあたって、何から始めたらいいのか分からないお客様がいらっしゃいます。

そんなお客様に誰でも簡単に始められる台湾茶・中国茶スタートセットをご用意しています。

作法を知らなくても、道具が揃っていなくても、気軽に台湾茶・中国茶を楽しんでいただくために、簡単・おいしく淹れられるティーバッグ商品をご紹介します。

寒い日には、身体をポカポカと温めてくれる茶葉で、心も身体も癒されてください。

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